先日大味だが癖になるローグライク、タロミアについての記事を書いた。
今回はタロミアと同じ2D横スクロールでドット絵のローグライクゲーム、ヴァガンテを紹介させてもらう。
タロミアは前回の記事でも書いた通り、大味でちょっとおバカ要素のあるシュールなゲームだが、なんだか癖になってついプレイしてしまう。
そんな内容だったが、今回のヴァガンテは違う。
ヴァガンテは、もっと真面目だ。
挙動、システム、敵キャラが緻密に作られている。
そして難易度も高い。
ちょうど日本人に馴染みのあるローグライク「風来のシレン」や「トルネコのダンジョン」がアクションゲームになったらこんな感じなのではと思う。
そんなローグライクアクションゲームである、ヴァガンテ(Vagante)というゲームを紹介するので、ぜひ見ていってほしい。
ヴァガンテと有名ローグライクの関係
ヴァガンテはドット絵の2Dアクションで、ローグライク要素がしっかりしている。
ローグライク/ローグライトというジャンルが色んなゲームと相性がいいとわかり、色んなジャンルと融合されて様々なゲームが発売された。
特にStS(スライザスパイヤ)というカードゲームとローグライクが融合されてできたゲームは発売されるや否や、大人気となった名作ゲームと、ヴァンパイアサバイバーというハクスラとローグライクが融合した名作ゲーム。
この2つのゲームは以降、この2つの影響を受けたフォロワー作品がかなりたくさん発売され、その影響もあり、現在のインディゲーム界隈はローグライク/ローグライト作品で溢れかえっている。
じゃあこのヴァガンテはというと、実はこの有名な2つのローグライクの影響を受けていない。
というのも、StSが発売されたのが2019年、ヴァンサバは2022年、に対してヴァガンテは2014年にアーリーアクセス版のリリース。
かなり前の作品なのだ。
私個人的にはローグライクといえば、子供の頃に遊んだ「不思議なダンジョン 風来のシレン」のイメージが強い。
本作はアクションゲームではあるものの、鑑定を行わないとアイテムの効果がわからない仕様など風来のシレンに通じる要素が結構あるので、古風で骨のあるローグライクと言える。
ヴァガンテの特徴
ヴァガンテのシステム
ヴァガンテは大きく3エリアに分かれ、エリアは3階層に分かれているので、全部で9階層進むことになる。
エリアは、洞窟、森、墓所の3つ。
宝箱やお店から、装備や薬品、巻物などを手に入れ、それらを駆使して深い階層を目指す。
この辺も風来のシレンに似ている、特に薬品や巻物がある点が似ている。
装備にはパッシブ効果がついていて、この辺はよくあるローグライクという感じだ。
ヴァガンテで特徴的なのはまず、クラスとバックグラウンドと呼ばれる最初のパッシブ効果を選んで、レベルアップすることで、クラスごとにスキルを覚えることができる点だ。
例えば戦士だったら、剣のスキルや光属性のスキルなどがあり、伸ばすスキルによってプレイ感が結構異なる。
クラスはナイト、ローグ、メイジ、ワイルディング。
ワイルディングが聞きなれないクラスだが、FFで言うとモンクとバーサーカーを組み合わせたみたいな感じのクラスだ。

ヴァガンテのアクション
歩く(走る)とジャンプ、壁掴まり、しゃがみ、掴まりながら降り、しゃがみ歩きなど。
この時点で結構複雑。
それに加えて武器を振るアクション、武器スキルを取る事で使える武器アクション。
弓を構えて打つ。
魔法を放つ。
持ってる武器を入れ替える。
などなど、全部使いこなそうと思うとかなり複雑。
アクションゲームで敵に対応しながら咄嗟にこれを切り替えるのは結構大変かも。
その中でも武器を振る挙動に結構癖があって、爽快プレイを売りにしてるアクションゲームだと大体、ボタンを押した瞬間が当たり判定発生、つまり「ボタンを押したらすぐ攻撃」になるゲームが多いと思うんだけど、ヴァガンテは武器の重さに応じてしっかりと溜め時間が発生する。
片手剣という比較的軽い武器でもワンテンポ溜めてから武器を振る。
最初は飛んでる敵になかなか攻撃が当たらずイライラしたものだが、遊んでると慣れてきて、この挙動を制御できる様になるとそれもまた癖になる。
ヴァガンテの難易度
この手のローグライクはそれなりに難易度が高くないとやりごたえが物足りなくなってしまうからなのか、当然の様に難易度は高め。
エリア毎に出てくる敵が異なり、敵によって対処法が異なるので、対処法を徐々に覚えてちょっとずつ上達していく感じは風来のシレンに通じるものがある気がする。
そして罠や環境ダメージが凶悪すぎる。
地面に生えてる棘に空中でぶつかる、落石に潰される。
どちらも即死だ。
落下ダメージもあるゲームなので、足を滑らして運悪くかなり下まで落下してしまった場合、大ダメージを受けることもある。
たくさんのザコ敵への対処をしながら、罠にも注意し、ボスと戦い先へ進む。
言うだけなら簡単だが実際プレイすると容易ではない。

ヴァガンテの魅力
ここからはヴァガンテの魅力についてまとめて行く、これを見て面白そうだと思ったらぜひ実際にプレイして欲しい。
ヴァガンテの魅力①:自分の成長を実感できる
挙動の癖や、操作の複雑さ、手に入るアイテムが全部未鑑定、などに振り回されて最初はすぐゲームオーバーになってしまうが、少しずつ慣れて来ると安定して階層を進めていける様になる。
ローグライトと呼ばれる最近のジャンルは、大抵ゲームオーバーになると永続強化要素で必要なポイントが貰えて、永続強化を行うことで難易度が少しずつ下がって行く、というものが多い気がする。
それが完全にダメとは思わないけど、結局永続強化ありきの難易度で調整されていたりすると、永続強化を進める作業感が出て飽きてしまうこともあるし、自分が成長してるのか永続強化のおかげで進めてるのかわからなくなる。
ヴァガンテは永続強化要素はなく、永続強化の代わりにプレイ最初に選べるクラスが増えるのと、プレイ最初に選べるパッシブの種類が増えて行くのみ。
パッシブの中にも強い弱いはあるだろうが、一つしか選べないので、その選択も込みでプレイヤーの実力。
という感じが非常に良い。
ヴァガンテの魅力②:美麗なドットグラフィック
私はSFC、PSドンピシャ世代という事もあり、ドット絵自体が好きだし、ドット絵のゲームも大好き。
最近はHD2Dというドット絵と3D背景を融合させたゲームもあり、このレトロ感が逆にいい!とドット絵が再評価されている。
10年以上前のゲームなのでレトロ感を狙っているかというと微妙ではあるが、このゲームはしっかりドット絵のゲームだ。
これは私の完全な主観だが、海外のドット絵はゲームによってかなり当たり外れが激しい。
そもそも海外のゲームってグラフィックやキャラデザがごついこと多いよね? ドット絵もドット絵と一口に言ってもなんかちょっと・・・と受け入れられないドット絵のゲームもあったりする。
ヴァガンテはキャラはいい具合のデフォルメでかなり可愛い。
背景はかなりしっかり書き込まれている。
このグラフィックなら日本人の感覚でもかなり好まれる部類だと思う。
私が骨太なゲームやりすぎて日本人の感覚から逸脱してしまっていたらその時はすみません。笑
ただし、死体などのゴア表現はまぁまぁしっかりあるので、そういうのが苦手な人は注意。
ヴァガンテの魅力③:不思議なダンジョンに通じるローグライク
概要でも語ったが、アクションゲームではあるものの、かなり不思議なダンジョンシリーズに通じる要素のあるローグライクだ。
いまでこそローグライクって色んなジャンルと融合し、一般的なジャンルとなりつつあるが、私の世代はやはりローグライクといえば風来のシレンやトルネコのダンジョンで育ったので、その不思議なダンジョンに通じるローグライクは肌になじむし、ワクワクする。
風来のシレンやトルネコのダンジョンが好きな方にはぜひ一度プレイしてみてほしい。
まとめ
今回は硬派なローグライクアクションのヴァガンテ(Vagante)について紹介してみた。
私は試してないので本文には記載しなかったがローカルマルチプレイで4人まで協力して遊ぶ機能もあったりする。
好きな人にはかなり刺さるタイトルなので、不思議のダンジョンシリーズが好きで、アクションゲームに自信がある人はぜひプレイしてみてほしい。
当ブログでは、少しマイナーなインディゲームやレトロゲーム、最新作など様々なカテゴリーから、理解すると面白いシステムのゲームや高難易度だが上達すると楽しくなるゲームなど、骨太なゲームと呼び紹介する記事をたくさん書いています。
よければ過去の記事も読んでもらえると嬉しいです。
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ではまた、別の記事でお会いしましょう。