突然ですが、皆さんは「ウィザードリィ」というゲームはご存じだろうか。
私はかなり最近まで遊んだことがなく、ぼんやりとした知識しかなかったが、今では大好きなゲームシリーズの一つとなったので、ウィザードリィに興味あるけど今更手を出せるものなのかと悩んでる方の背中を押すことができればと記事を書くことにしたので、ウィザードリィというゲームを気になってる人ぜひ最後まで読んで行ってほしい。 う

- ウィザードリィの歴史
- ウィザードリィと出会い逃げ出した
- ウィザードリィ初代のリメイク作品が発売される
- ウィザードリィの魅力
- 五つの試練の罠:なぜ初心者を拒むのか?
- 五つの試練のユーザーシナリオとは
- ウィザードリィ今からでも楽しめる
- 今後のウィザードリィシリーズに期待すること
- まとめ
ウィザードリィの歴史
今でこそ「ダンジョンRPG」というジャンルが当たり前にあるけど、その原点にして最古参のひとつがウィザードリィ(Wizardry)。
最初に発売されたのは1981年のApple II向け。
当時としては画期的なコンピューターRPGで、**3D視点のダンジョン探索・パーティ編成・ターン制バトル・キャラロスト(死んだら復活できない)**といった、今でも語り継がれる要素が詰め込まれていた。
とにかく「硬派」。
セーブをミスればパーティ全滅、復活ミスでロスト、敵は強い、トラップは理不尽――でもなぜか癖になる。
ローグライクよりも前時代的で厳しいのに、やめられない沼。
実は、日本でのウィザードリィ人気は本家アメリカよりも長く続いている。
きっかけは1980年代後半、PC-8801やFCに移植されたことで一気に広まった。
特に有名なのはFC版の『ウィザードリィ1 狂王の試練場』。
日本のRPGファンや開発者たちに「これが本物のRPGか…!」と衝撃を与えた。
しかも、当時はまだドラクエやFFも出たばかり。
その中で、ウィザードリィの“硬派で無慈悲な世界観”が一部のゲーマーや開発者たちのハートに刺さりまくった。
で、そこからが面白い。
日本独自のウィザードリィ文化が育っていく。
たとえば、
開発はもはや日本中心。“逆輸入的”にウィザードリィの遺伝子が生き残り続けているという不思議な現象が起きている。
ウィザードリィと出会い逃げ出した
私も一人のゲーマーとして、ウィザードリィが大好きだった…なんてことはなく、そもそも知らなかった。
FC版「狂王の試練場」は私が生まれる前後くらいの時期だったからか当時はプレイできておらず、その後に出たタイトルも全く意識していなかった。
正確な時期は覚えていないが、ある時急に「ウィザードリィという古き良きRPGがあるらしい」とその存在に気付いた。
現行機でプレイできるウィザードリィの中では『ウィザードリィ外伝 五つの試練』がおすすめとのことだったので、とりあえずその『五つの試練』を買ってみた。
『五つの試練』はシナリオが複数入っていて、自分で切り替えて遊ぶらしい。そんなことも知らなかったので、デフォルトのシナリオをたぶん遊んだんだと思う。
シナリオを開始したら、キャラを作って、ダンジョンに潜る。
めっちゃ暗いし、道も全然わからないがとりあえず進む。
出てきた敵に秒殺される。
「おいおい、なんだこのゲーム。バランス調整放棄されてんのか?」
と思い、一旦どういうゲームか知るために、プレイ動画みたいなものを見てみることにした。
再生数が異様に高いシリーズがあったのでそれを見ることにした。『やる夫のウィザードリィ外伝』という動画だ。
動画自体はめちゃくちゃ面白かったが、そこではウィザードリィの凶悪な難易度がこれでもかとフィーチャーされていて、恐れおののいた。
恐れおののいた挙句、一旦寝かすことにした。
そして一旦寝かしたまま、数年が経過することになる。
ウィザードリィ初代のリメイク作品が発売される
転機が訪れたのは2024年5月。
初代『ウィザードリィ』(ここでいう初代はFC版ではなく、オリジナルのApple II版)の3Dリメイク版が発売されたのだ。
これはチャンス! と思い、再度ウィザードリィの世界に触れてみることにした。
結果、めちゃくちゃ楽しく遊べた。
今回はいきなりプレイしないで攻略情報を見て、仕組みと初心者向けの序盤の行動についてもしっかり調べた。
基本はこれ。
① 出入口のすぐ近くの部屋を何度も出入りする
② 宿屋は馬小屋に泊まり、回復はダンジョンに入って行う
③ 少しレベルが上がってきたら先生に会いに行く
④ 魔術師がマハリトを覚えてからが本番
これだけ言われてもなんのこっちゃだよね。
解説しよう。
① ウィザードリィのダンジョンの部屋の中には、ドアを開けた瞬間に確定でモンスターと遭遇する「玄室」と呼ばれる部屋がある。
なので、道をたくさんうろうろしなくても確定でモンスターと何度も戦える。確実に帰れる距離で安全にレベル上げをするということ。
回復役に僧侶を入れていたとしても、最初は回復の呪文を1回とか2回とかしか使えない。1回戦ったら街に戻るを繰り返すくらいでちょうどいい。
② これ今書いてて思ったけど、リメイクでは設定で変えられるから初代リメイクの時に使っていたテクじゃないかもしれないけど、一応解説。
宿屋に泊まるとお金がかかるが、馬小屋に泊まった場合はお金がかからない。ただしHPは回復せず、MPのみが回復する。
なので、馬小屋に泊まってMPのみ回復させ、HPの回復はダンジョンに入って僧侶の回復呪文で行う。
序盤は数回しか回復呪文が使えないので、何度も馬小屋とダンジョンを往復する。
想像するとかなりシュールな状況ではあるが、これが王道パターンらしいのだ。笑
宿屋の人も「こいつまた馬小屋に泊まりに来た…」って思ってるんだろうな。
③ まず先生って誰だよって話なんだけど、1階の隠しエリアにいるマーフィーズゴーストというモンスター。隠し部屋のオブジェクトを調べれば何回も戦えて、通常攻撃(しかも痛くない)しかしてこないので、レベル3くらいからのレベル上げにちょうど良いらしい。FC版は戦闘の回転が超速だったので超効率の良いレベリングだったらしいが、リメイク版は敵の攻撃にモーションが追加されたため周回スピードが下がり、不評らしい。
戦闘モーションを追加したことで叩かれるとは思ってもみなかっただろうな…笑
ちなみにそのマーフィーズゴーストは、ウィザードリィファンはみんなそこでレベル上げをした経験があるから先生と呼ばれているらしい。


モンハンのイャンクックを先生と呼んだり、ロマサガ3のアスラをアスラ道場と呼んだり。プレイヤーがお世話になった敵に対して敬意と少しの冗談を込めてこういう呼び方をするのも、もしかしてウィザードリィから来ているのかな。
こういうの好き。
④ それまで殴ったり単体魔法でちまちま頑張っていたところに、急にマハリトという範囲魔法を覚える。
範囲魔法を覚えることで一気に戦闘が楽になる。マハリトを覚えてからが本格的なダンジョン攻略の始まりというわけだ。
死と隣り合わせの世界で、少しずつ進める範囲が増えていく感覚が楽しい。
魔術師がどんどん強い呪文を覚えていって、敵を蹴散らす快感もたまらない。
使いすぎるとすぐすっからかんになって、いざという時に使えなくて大ピンチになったりもする。
そういう駆け引きなんかもこのゲームの魅力だと思う。
こうしてまともにウィザードリィを遊べるようになり、まんまとウィザードリィの世界にはまっていくのだった。
ウィザードリィの魅力
ウィザードリィ初代リメイクを私が遊んでみて感じた魅力について語ってみる。リアルタイムで遊んでいる人の意見とはもしかしたら異なるかもしれないが、ゲーム好きが現代でウィザードリィに感じた率直な意見として捉えてほしい。
ウィザードリィの魅力①:キャラメイク、パーティ構成
ウィザードリィはまず最初に訓練所でキャラを作成して、酒場でパーティを組みダンジョンに挑む。
キャラは自分で好きに名前を付けられる。
自分の分身として自分の名前を付けるもよし、好きな漫画やゲームから引用するもよし。
自分のオリジナルキャラとして厨二感全開で付けるもよし。
私はFF6とかFF14とか、キャラの多いタイトルから引っ張ってくるのが好き。
こんな殺伐とした世界で自分の名前を付けたりして、どうなっても知らんがな。
パーティに関してはある程度の定番構成はあるが、自分で自由にパーティ構成を考えられる。
例えば、私が好きな構成は戦戦僧魔魔盗(前衛:戦士・戦士・僧侶、後衛:魔術師・魔術師・盗賊)という構成。
安定感を取るなら前衛3人を全部戦士にして、後衛を僧・魔・盗にする形もありだと思うが、魔法が揃ってくるレベルになった頃に魔術師が2人いると、殲滅力が一気に上がるのでこっちの方が好きなのだ。
たぶん、この選択がプレイヤーにある程度残されていて、この編成に個性が出せるのがウィザードリィの魅力の一つなんだと思う。
ウィザードリィの魅力②:転職
ウィザードリィには転職システムがあり、必要ステータスを満たしていると別のクラスに転職できる。
転職をするとレベルが1になり、ほとんどのステータスがガクッと下がるが、最大HPは下がらず、覚えた呪文も忘れない。
MPは下がるが、覚えている呪文分のMPは確保される仕様のため、最低限の呪文は使うことができる。
転職を見越して、最初は戦士で育ててHPモリモリになったら魔術師に転職してHPモリモリ魔術師にしたり、戦闘中に暇になりがちな盗賊を先に魔術師として育てて呪文を覚えさせておくことで、いざという時は魔法も使えるサブアタッカー兼宝箱係にしたり…と、パーティ構成を考える楽しみがさらに広がる。
中には上級職と呼ばれる、侍、ビショップ、ロード、忍者というクラスがある。
上級職になると選択肢の幅が広がるので、さらなる楽しみが広がるわけだが、レベルが上がるのが遅いので必ずしも上級職の方が優れているというわけではない。
ウィザードリィの魅力③:アイテム収集
ウィザードリィのファンの間では**「アイテム収集こそメインコンテンツ」**という人がいるほど、アイテム収集が楽しいらしい。
特に**最強の武器「ムラマサ」**を入手することがエンドコンテンツという人もいるそうだ。
侍の専用武器で、非常に高い攻撃力を誇る。
当たり所とレベルによるが、ラスボスも一撃で倒せる。
7階に固定で出るドラゴンからドロップする可能性があるので、私もラスボスに行く前にアイテム収集のためにそのドラゴンと戦ったのだが、3回目でぽろっと落ちたのでありがたみを感じなかった。実はめちゃくちゃ落ちにくいアイテムらしく、かなり運が良かったらしい。
それを装備してドラゴンも楽勝になったので、そこからさらにアイテム収集がはかどった。
ウィザードリィの魅力④:常に危険と隣り合わせ
最大の特徴はやはり**キャラロスト(消失)**することだと思う。
そもそも結構簡単に全滅する難易度で、敵の構成によってはなすすべもなく簡単に全滅する。
そして、全滅したらキャラを回収するために別部隊で同じ場所まで行かなくてはならない。
回収部隊を用意していなかった場合、改めてパーティを育て直さなくてはならない。
なんとか遺体を回収できたとして、街の寺院で大金を払って蘇生を依頼するが、運が悪いと灰になる。
灰になるって…。
灰になっても再度蘇生は試みられるが、また大金が必要なうえに、もう一度失敗すると今度は完全に消滅する。
消滅するって…。
そんなわけで1ミスでパーティは壊滅するし、どんなに手塩にかけて育てたキャラも運が悪いと消滅する。
こんなゲーム、現代では考えられないが、不思議とこのシステムによる緊張感がリアルな冒険を感じさせ、ウィザードリィの魅力とつながっているように思う。
五つの試練の罠:なぜ初心者を拒むのか?
リメイク版のウィザードリィにハマって、次はいよいよ五つの試練の方を遊んでみたいなと思っていたんだが、色々調べるとどうやらやはりデフォルトの5つの公式シナリオは難易度が高いらしくどう考えても初心者向きじゃないらしい。
そこでちょうどその時期に公式から真の初心者向きという**公式シナリオ「偽りの代償」**というシナリオが追加された。
実は外伝シリーズは日本で生まれ育ったシリーズらしいのだが、五つの試練の直近に**「戦闘の監獄」というタイトル**があったらしい、その後に出た外伝シリーズなので、戦闘の監獄をクリアしたレベルの者が手を出すレベルに合わせて調整されているらしい。
そして、五つの試練のみがsteamでアーリーアクセスとしてリリースされていたので、初心者お断り難易度の五つの鬼畜公式シナリオを備えた鬼畜ゲームがsteamでポツンとリリースされていたらしい。
「五つの試練」ってそういう事?
現在は六つ目の公式シナリオの「偽りの代償」もちょうどいい難易度だし、DLCとして「戦闘の監獄」もプレイできるので、五つの試練からウィザードリィに入ろうと思ったらこのどちらかを遊ぶのがいいだろう。
五つの試練のユーザーシナリオとは
さっきからわざわざ「公式シナリオ」という表現を使っているに気付いただろうか。
実はこのゲーム、ユーザーがシナリオを作って公開することができるのだ。
旧版の頃に作られたものも含めて、100本以上のシナリオが公開されている。
最近コンシューマ版も発売されたが、コンシューマ版はシナリオを作ることはできないが、シナリオをダウンロードして遊ぶことはできるらしいので、switchなどでもこの膨大なシナリオを堪能することができる。
ホントに好きな人は永久に膨大なユーザーシナリオの中から色んなシナリオを遊んでるイメージ。
ウィザードリィ今からでも楽しめる
結論、リメイクもしくは五つの試練で今からでも十分に楽しむことができる。
ダンジョンRPGというと日本では世界樹の迷宮なんかが有名で、世界樹の迷宮はゲームバランスがしっかり整えられててあれはれでとてもいいものだが、その原典となるウィザードリィに触れてみるのもかなりおすすめだ。
日本のドラクエやFFにも間違いなく影響を与えているし、音楽にとってのビートルズのように、ウィザードリィは現代のRPGの始祖ともいえるし、ゲーム好きなら触れておきたいところだ。
私は無事に触れることができて、とてもよかったと思っている。
今後のウィザードリィシリーズに期待すること
ここからは勝手に今後のウィザードリィシリーズに期待することを書いていきたいと思う。
新参者とはいえ、ウィザードリィシリーズの1ファンとしての意見だ。
FC版準拠のウィザードリィ1を遊んでみたい
やはり日本のファンの間で一番の名作といわれることの多いFC版のウィザートリィの移植版、またはリメイク版を遊んでみたい。
カティノという睡眠魔法の効き方が、原作版よりかなり高く、序盤はカティノで敵を眠らせながら戦闘するのが基本だったり、プレイフィールがかなり異なるらしいのでぜひFC版も体験してみたい。
またFC版は音楽も素晴らしいので、音楽と雰囲気を楽しんでみたい。
GB版、GBカラー版のそれぞれのコンプリート移植版を出してほしい
GBでウィザードリィ外伝三部作、GBカラーでウィザードリィ三部作が販売されており、ファン評価もかなり高いので、GBサガコレクションのノリでそれぞれ3作ずつまとまった移植版を現行機で出してほしい。
権利関係の問題でおそらく叶うことはもうない願いな気がするが。
ゲームボーイさえあればGB版の方は中古市場で数千円なので買えないこともないが、GBカラー版の方は中古市場で数万円とかするのでちょっと高すぎるよね・・・。
権利関係をどうにかして、移植版を出してくれる会社とかないだろうか。
出たら絶対買います。
プラットフォーム分買います。
キャラグラを日本人に受け入れられる感じにしてほしい
これこそマジで新参者の意見で「わかってない」「ウィザードリィにキャラグラなどいらん!」と古参ファンの人に怒られるかもしれないが、キャラグラないならないで良いんだけど、リメイク版みたいにキャラグラ設定できるなら、もっと日本人に受け入れられる感じにしてほしい。 みんなごりごり系なんだもん。
人気漫画「ダンジョン飯」の作者、九井 諒子さんとか、FFTの吉田明彦さんとかのキャラデザならきっと海外プレイヤーにも受け入れられると思うんだよな。 どう?だめ???

まとめ
今回はウイザードリィを今更楽しむことができるかについて、実体験を交えてレポしてみた。
結論としては適切な知識と、どれを遊ぶかの選択さえ誤らなければ十分現代でも楽しむことができる。
最新の派手なゲーム、爽快なゲーム、感動するゲームもいいけど、地味でもこつこつ育てて先に進んで、物語に想像の余地のある、ウィザードリィのようなゲームも時には遊んでみるのもおすすめです。
当ブログでは骨太なゲームをテーマに、秀逸なシステムのゲームや高難易度だが何度もプレイしてしまうようなゲームを数多く紹介しています。
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あなたがハマれる次のゲームを見つける手助けになるかもしれません。
ビルド好きゲーマーがハマったビルド要素のあるゲーム
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それではまた別の記事でお会いしましょう。