FFTリマスターのエンハンスドモードで、ついに原作ファンの夢『エルムドア侯爵から源氏装備を盗む』ことが出来るようになったので、実際にFFTリマスターのエンハンスモード(しかも難易度タクティカル)でエルムドア侯爵を丸裸にしてきた。
その時の方法や注意点、感想などをまとめてみた。
エルムドア侯爵から源氏装備を盗みたいと思っているプレイヤーはぜひ参考にしてほしい。

大前提、拍子抜けするほど簡単に盗める
元々の「エルムドア侯爵から源氏装備盗める騒動」を簡単に説明すると、原作だったPS版の公式攻略本「FFT大全(通称:黒本)」でエルムドア侯爵に対して「盗むを実行しようとすると確率の表記は0%だが、実際には小数点以下の確率で盗むことができる」という旨の記載があり、それをみたプレイヤーの一部が何万回と試行錯誤を繰り返したが盗めず、その後正式に「盗むことはできない」と発表されたという経緯があった。
今回のFFTリマスターが発表された当初、原作同様エルムドア侯爵から盗むことはできない想定だったらしいが、「エルムドア侯爵から盗めるようにしてほしい!」という要望が多く、発売後のパッチで盗めるように変更するという異例の対応が行われることとなった。
そこで、私が気になっていたのは「盗めるようにした」というのは、小数点以下の確率で盗めるようになっているのか、それとも通常の敵の様に普通に盗めるようにしたのかという点だ。
結果は「普通の敵の様に盗める」だった。
これに関しては、これが本当にファンが望んでた「エルムドアから盗めるようにしてほしい」だったのかなぁ?と個人的には疑問である。
多分、本当にみんなどうしても源氏装備が欲しかったというより、「0%以下の確率で頑張って盗んで手に入れる」というチャレンジがしたかったんじゃないのかなと思う。
少なくとも私は、普通に盗めるようになったという情報を聞いて少しがっかりした。
とはいえ、それなりにしっかりと準備してエルムドア侯爵戦に臨む
FFTリマスター発売直前に自分が書いた記事でしっかり対策は考えていたのでそちらの記事も自分で参考にしながらエルムドア侯爵戦に臨む。
女性の人馬宮のユニットにすべての「盗む」アビリティを覚えさせていたので、1人目のメンバーはこいつで決まり。
エルムドア無力化作戦のために二刀流戦技で序盤はエルムドアのスピードを下げる役でもある。

2人目は戦技を当てるために、エルムドアの白羽取りを無効化したいため、**魔法剣「チキン」を覚えたベイオウーフ。
確定参加のラムザは「エール」で盗む実行役のスピードを上げる**(盗むの確率があがるため)
4人目は戦場全体の回復からサポートまでこなせる算術を覚えた魔導士。
5人目はセリアとレディを殲滅する要因としてオルランドゥ。
この布陣で挑むことにした。
アンデット化対策に全員に「百八の数珠」を装備させておいた。
最初にチキン、次にスピードブレイク、最後に盗む
「盗む」の試行回数を上げるためには、いかにエルムドア侯爵を無力化するかが大事だと考えていたので、元々想定していた方法の一つ「スピードがん下げ」を実践することにした。
細かい方法は以前の記事に書いてあるのでここでは割愛するが、エルムドアの白羽取りを無効化するために、まずチキンでbraveを下げた状態でスピードブレイクを数回叩き込むという方法を取ることにした。
狙いはドンピシャで、「もしかしたら状態異常が一切効かないのではないか」と懸念していたが少なくとも魔法剣「チキン」は有効で、エルムドア侯爵のbraveをごっそり削ることができた。
通常のユニットであれば、braveが10以下になると状態異常「チキン」となって完全な無力になるが、エルムドア侯爵はチキン状態にはならなかった。
braveを下げることができたので、これで白刃取りを無効化し、スピードブレイクでスピードを下げる。
これにも用意しておいた、盾持ち二刀流素手戦技で一度に二回のスピードブレイクを数回繰り返し、ほぼエルムドア侯爵にターンを回らないようにし、無力化することに成功した。
ちなみに、手っ取り早く無力化する方法として「カエル」状態にすることも考え、試してみたがトードの成功率は0%だったので、チキンといいカエルといい、変身系の状態異常は効かないようだ。

無力化が完了したらいよいよエルムドア侯爵を裸に引ん剝く時だ。
ちなみにその間、オルランドゥが一人でセリアとレディを相手に圧倒していた。
さすが元祖ぶっ壊れおじいちゃん、強すぎる。
セリアとレディは一度倒すと復活して正体を現すため、実質二回ずつ倒さなくてはならない点に注意。

いざ!エルムドア侯爵から装備を盗む!
セリアとレディを始末し、エルムドア侯爵を無力化しこれで準備万端。
いざエルムドア侯爵から装備を盗む。
回避率を下げる目的もかねて、予定通り源氏の盾から盗むことにする。
相性の良い人馬宮の女性ユニットによる盗むなので確率が高くなっているのだが、どの箇所も確率60%以上あったので想像以上にあっさりと盗めてしまった。

多分6部位に対して10回も行ってないんじゃないかな。
かなりあっけなかった。
前項でも書いたが、どうせなら黒本で言われていた「0%でも小数点以下の確率で盗める」を再現してくれた方が挑戦のし甲斐もあって、盗めた時の達成感も感じられてよかったと思うのだが、なんかしら考えがあってこういう仕様にしたのだろうか・・?
個人的にはこの仕様はちょっとがっかりだったな。
20年以上の夢があっけなく叶った安堵と、ひとつの伝説が終わってしまった寂しさが同時に押し寄せた。
それでも――あの「盗めない」と言われた源氏装備をこの手に取れたこと、
それだけは確かに嬉しかった。

まとめ
今回はFFTリマスターにおいてかなり反響のあった、エルムドア侯爵から源氏装備を実際に盗み、その方法と流れを実際の体験に基づいて解説してみた。
私のブログの中でも「エルムドア侯爵から盗む確率を最大化する検証」の記事はトップクラスでアクセス数が良く、世間のFFTファンがそれほどエルムドア侯爵から源氏装備を盗むという事に価値を見出しているんだなと驚いた。
実際、この方法でエルムドア侯爵を丸裸にできたので、これからエルムドア侯爵戦を控えているという方はこれらの記事を参考に、エルムドア侯爵から源氏装備を盗んでみてほしい。

あと忘れてはいけないのは、この連続戦闘が終わるとアルテマをラーニングする術がなくなるので、ここで忘れずにラムザにアルテマをラーニングさせておこう。
当ブログ「骨太ゲームのセーブポイント」では、FFTやウィザードリィのような往年の名作から、最新のビルド系インディーまで、育成や戦略性でじっくり楽しめる骨太なゲームを紹介しています。
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ではまた、次の記事でお会いしましょう。