あなたは、サガシリーズの中でリメイク・リマスターを除いて、一番新しい作品のサガエメラルドビヨンドを知っているかい?
ロマンシング・サガ2 リベンジオブザセブンという良リメイク作品の影に隠れてイマイチ人気が出てる感じがしないが、サガ最新作らしく、タイムラインバトルの極致にたどり着いたすごい作品だ。

前作、サガスカーレットグレイスから続くタイムラインバトル
サガエメの話をするには、前作「サガスカーレットグレイス(サガスカ)」についても軽く触れておいた方が良いだろう。
サガスカは2016年にVITAで発売されたソフトで、前作「アンリミテッド・サガ」から14年ぶりに発売されたサガの新作だった。
サガファンとしては、10年以上完全に沈黙していたサガシリーズの最新作が出るという事で、狂喜乱舞した。
その二年後の2018年に追加要素を含んだ「サガスカーレットグレイス 緋色の野望」という完全版が様々なプラットフォームで展開されたので、現在「サガスカ」といえばこの「緋色の野望」の方を指す事が多い。
ダンジョンがなく、戦闘に特化したプリミティブな設計、タイムラインバトルなど、サガエメとの共通点も多い。
売り上げ的にそこまで高かった印象はないが、噛めば噛むだけ味のする戦闘システムが面白く、いまだに根強いファンも多い。
私もサガの中でも上位に入るくらい好きな作品だ。
サガエメはこのサガスカのタイムラインバトルを基に、よりロマンシングな戦闘が楽しめるように進化している。
サガエメの魅力
戦闘に特化したRPG
サガエメにももちろんストーリーはあるが、ストーリーを見ている時間はかなり短く、とにかくどんどん戦闘を楽しめる作りになっている。
なので、戦闘画面か戦闘準備画面を見ていることがプレイ時間の大半となっている。
サガエメの戦闘は最大5人でパーティを組み、毎ターンパーティ共有のBPというポイントを消費してそれぞれ技を繰り出し、技を使わなかったキャラは自動的に防御扱いとなる。
少数で強力な技を繰り出しても良いし、5人全員で小技を繰り出しても良い。
使えるBPは基本的にはターンが進むほどに増えていくので、戦闘の後半には大技を繰り出しやすくなっている。
私の好みの話だが、1パターンの強力な攻撃、または効率のいい攻撃だけを続けるRPGは結構すぐに飽きてしまうので、状況に応じて行動を選択するRPGの方が好きだ。
サガエメは毎ターン使えるBPが異なるという性質上、毎回何をさせるか多少考える必要があるので、戦闘に飽きずに続けられる。
ロマンシング溢れるシステム、連携と独壇場
サガエメの戦闘のもう一つの特徴は、敵と味方が一列に並ぶタイムライン方式になっていて、味方の行動には緑のライン、敵の行動には赤のラインが設定されており、緑のラインが繋がれば味方の「連携」が発生し攻撃が確定命中になり、ダメージにもボーナスが入る。
逆に、敵の赤いラインが繋がると敵の「連携」が発生してしまう。
各キャラの行う技と術には速度補正があるので、うまく技の速度補正を利用して、行動順をコントロールして、なるべく味方の連携がつながり、敵の連携がつながらない様に意識する必要がある。

「連携」は「連携」中に起きた事、つながった攻撃の回数、倒した敵の数などに応じてオーバードライブゲージというのが蓄積し、150%を超えると一定確率(たしか45%くらいだったはず)で連携のおかわりが発生し、連携参加者の一部がBP消費なしで技か術を発動する事がある。
さらに、オーバードライブゲージが200%を超えた時は確定でおかわりが発生する。
おかわり発生時と発生なしでは与ダメージに雲泥の差が出るので、いかにオーバードライブゲージが貯められる様に連携を出来るか、を考えるのが非常に楽しい。
またさらに特殊なシステムで、敵味方共に、タイムライン上で前後2マスずつに誰もいない状態で行動をすると、そのキャラは「独壇場」を発動し、「独壇場」を発動したキャラはPTの余りBP分を使って一人で「連携」の様に技を連発する。
このシステムが本当に面白くて、特に敵味方共に数が減ってきた終盤に発生しやすく、ボス戦などでジリジリ味方の数が減らされ、ピンチの状況から逆転の独壇場で倒せた時は興奮で脳汁が吹き出すのを感じた。
クセと魅力を併せ持つたくさんのキャラクターたち
サガシリーズにはよくある事だが、プレイアブルキャラが非常に多い。
まず主人公が6人5組の中から選んで、それぞれのストーリーがある。
仲間になるプレイアブルキャラはさらにたくさんだ。
どのキャラも一癖も二癖もあるが、絶妙に面白いキャラや魅力的なキャラが多くて、きっとお気に入りになるキャラがいるはずだ。
私は、「コマチ」という歌人の魂の入ったクグツ(という作中に出てくる、ある一族に使役される存在)のキャラがお気に入りだ。
どのキャラも戦闘のフィニッシュ時にセリフが用意されているのだが、コマチはおそらく歌人の「小野小町」がベースになっているのでフィニッシュのセリフが「一句読む」というもので、ボスと一騎打ちになり、ギリギリの状態から「独壇場」でトドメを刺す際に落ち着いた口調で「*うらみんとのみ人の言ふらん」と一句詠む。*
このトドメの刺し方がめちゃくちゃオシャレで好き。
キャラ人気投票にもコマチで投票した。
まとめ
今回はサガシリーズの現行最新作の「サガ エメラルドビヨンド」の紹介。
バトルもキャラもクセはあるが、噛めば噛むほど味のするサガシリーズ特有のゲーム性は健在。
サガスカーレットグレイスより、爽快感の増したタイムラインバトルの進化系とも言える本作をぜひ遊んでみてほしい。
プラットフォームはsteam/switch/ps4・5/スマホ、と現代人が全く遊ぶ環境がないという事はほぼないであろう布陣なので、お好きなプラットフォームで遊ぼう。
私はスマホ版とsteam版を購入した。
当ブログ「骨太ゲームのセーブポイント」では、ストーリーや綺麗な映像、より洗練された戦闘システムや、やり込むほど味がする様な骨太ゲームを紹介しています。
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それでは、また次の記事でお会いしましょう。