今回は、自己紹介を除けば実質的な初回。
第1回は、自分のゲーム趣味に決定的な影響を与えた一本――**ファイナルファンタジータクティクス(以下:FFT)**について語る。

FFTの前に、まずFF5の話をさせてほしい
我が家には「ゲームボーイはOKだけど、据え置き機は禁止」というルールがあった。
テレビは一家に一台、父の数少ない娯楽がテレビ視聴だったことを思えば、息子たちにそれを奪われたくなかったのかもしれない。
転機が訪れたのは小学4年のとき。
兄が引っ越しを機に自室とテレビを手に入れ、そこでこっそりスーパーファミコンを導入していた。
そのスーファミを借りて、憧れだった『ファイナルファンタジーV』を初めてプレイすることができた。
ジョブチェンジとの出会い
初めてのFF、初めてのカラフルなRPG。夢中で遊んだ。
RPGに不慣れすぎて第二世界への行き方がわからず、15時間近く迷っていたことも今ではいい思い出だ。
FF5の代名詞とも言える「ジョブチェンジ」システムは、当時の自分に強烈な印象を残した。
この“職業を切り替えて育てる”という仕組みが、後の自分に多大な影響を与えることになった。
FFTとの出会いと衝撃
その後いろいろなゲームを遊び、FF7が社会現象的なヒットを飛ばした頃、FFTが発売された。
FFの名を冠した新作であり、周囲も自分も迷わず飛びついた。
実際にプレイして、まず衝撃だったのはジャンルの違いだった。
シミュレーションRPGというジャンルは知ってはいたがプレイしたことはなかった、マス目の上をユニットを動かして戦うというのは新鮮そのものだった。
難しさに圧倒される
FFTは、とにかく難しかった。
序盤の屋根上から弓使いに一方的に狙撃されるマップで、手も足も出なかったのを覚えている。
経験値やJP(アビリティ習得用のポイント)は行動成功時にしか入らない仕様だったため、育成の効率も悪く、思うようにキャラが育たない。
さらに、ストーリーは政治劇を含んだ重厚な内容で、子供にはかなり難解だった。
戦闘時間が長いことも相まって、内容が頭に全然入らなかった。
ただ、雰囲気と音楽には強く惹かれていたし、何より“ジョブチェンジ”にはずっと心を惹かれていた。
FFTの印象を大きく変えた瞬間
そんなある日、黒い表紙の分厚い攻略本――**「FFT大全」**を手に取った。
中身は驚くほど濃く、効率的な育成法からステージごとの攻略まで、知らなかった情報が満載だった。
中でも一番衝撃的だったのが、「アビリティの組み合わせによってバトルの常識を覆すような戦い方ができる」ということだった。
ウィーグラフ戦とアビリティの組み合わせ
FFTの中盤、主人公とウィーグラフが一騎打ちになる難関ステージがある。
彼は、毎ターンこちらの最大HPの8割近いダメージを無条件で与えてくる。回復しても焼け石に水だ。
当時の自分は、「瀕死時に確率で全回復する」アビリティに賭けて、運で突破した記憶がある。
だが、攻略本にはこうあった。
「MPすり替え」+「MP回復移動」で、ノーダメージ攻略が可能と。
ロジックを知ったときの衝撃
「MPすり替え」は、受けたダメージをHPではなくMPで受けるアビリティ。
MPが1でも残っていれば、どれだけ大きな攻撃を受けてもMPが1減るだけで済む。
そこに「MP回復移動」(移動時にMPを少し回復)を組み合わせることで、
交互にターンが回る一騎打ちでは、毎ターンMPで攻撃を受け、移動で回復するという完璧なループが成立する。
この仕組みを知ったとき、とんでもない衝撃を覚えた。
ビルド構築という考え方
アビリティを自由に組み合わせることで、新しい戦術が生まれる。
その感覚に、心底ワクワクした。
今でこそ「ビルド」という言葉は一般的だが、当時はまだそんな言葉もなかった時代。
FFTは、そんな時代にビルド構築の楽しさを最初に教えてくれた作品だった。
今も変わらぬゲームの好み
あれから20年以上が経った今でも、自分はビルド構築できるゲームが大好きだ。
スキルやジョブ、アビリティの組み合わせでキャラクターに個性を出し、
自分だけの戦術を組み立てていく。そういうゲームに強く惹かれる。
特に、「ジョブ×ジョブ」型の構築要素を持ったゲームには目がない。
ただ、そういったゲームは決して多くはない。
多くはないがある。
このブログでは、そんな数少ない貴重な「ジョブ×ジョブ」のビルド構築型ゲームを紹介していけたらと思っている。
そして、似たようなゲームをご存じの方がいれば、ぜひコメントで教えてもらえるとうれしい。
最後に:スクエアエニックスさんお願いします
FFTのリマスター版ずー-------っとまってます!お願いします!
ゲームバランスは調整してもいいけど、システムの基盤は変更せずにお願いします。
欲を言えば獅子戦争の前日譚となる五十年戦争編も付けてくれたらなおうれしいです。