骨太ゲームのセーブポイント

FFシリーズを母に、サガシリーズを父に持つ古のゲーマーのブログ

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【ウィザードリィ】小説『隣り合わせの灰と青春』読後感想

「骨太ゲームのセーブポイント」へようこそ。

今回は直接ゲームの話じゃないが、ウィザードリィの小説を今更読んだので、その紹介と感想記事を書いていく。

ウィザードリィ題材の小説「隣り合わせの灰と青春」を読み始めたきっかけ

ここ数年でウィザードリィが大好きになったので、ファンの間で評判のいい小説があることは知っていた。

それがベニー松山さん著「隣り合わせの灰と青春」というものだ。

ベニー松山さんはサガファンにはかなり馴染みのある方で、**サガフロンティアサガフロンティア2の外伝小説や、サガフロンティア2のシナリオなどを手がけた人だ。

**私はプレイしていないが、インサガと呼ばれるブラウザゲームのサガのシナリオなんかも担当していて、そちらもプレイヤーから高い評価を得ていたようだ。

そんなベニーさんが書かれた小説なので、面白いだろうとは思い、いつかのセールでkindle版が安くなっていたので、電子版を購入してはいたが、久しく小説を読んでいなかったので読み始めるのを躊躇していた。

話は変わるが、私は仕事でもパソコンで画面を見続け、趣味のゲームでも画面を見て、通勤時間や寝る前に漫画や本を読むのもスマホで見ているので、起きてる時間のほとんどを液晶画面を見ていることになる。

さすがに、目の疲れも年々無視できない物になっているし、睡眠の質の低下にも悩んでいた。

せめてスマホを見ている時間を減らせないかなと考えていたところ、kindleの電子リーダーのカラー版が出たことを知り、Amazonプライムセールで安くなっていたので、Kindle Color Soft」を購入。

出先で使うためにあらかじめ自宅のWi-Fi環境下でいろいろダウンロードしておこうと思い、ライブラリからダウンロードする本を吟味している際に、せっかくなので漫画だけでなく小説も読みたいなと思い、購入してあった「隣り合わせの灰と青春」をダウンロードしたのをきっかけに読み始めた。

そもそもウィザードリィとは

ウィザードリィとはコンピューターRPGの始祖とも言われてる作品で、フレームのみで構成されたダンジョンを、自分で種族や性別職業を選んで作ったキャラでパーティを組んでダンジョンを攻略していく、**現代のダンジョンRPGの原点とも言える作品。

**元々は海外製のゲームだが、ファミリーコンピュータ版が日本で発売されると大ヒットし、その後も日本独自のウィザードリィ、「ウィザードリィ外伝」シリーズが作られるなどし、今でも強いファンのいる作品だ。

詳しい紹介と私がウィザードリィを好きになるまでの経緯が別の記事にまとめてあるのでウィザードリィ自体に興味がある方はこちらの記事を見てみてほしい。

www.ray50-honebuto-games.com

30年以上前の小説とは思えないクオリティとさわやかな読後感

小説に話を戻すと、この作品はwikiによると初版発行が「1988年」となっているので実に37年前の作品らしい。

さすがに今読んだら古臭く感じるかなと思ったが、**全然そんなことなく読み始めたら一気に読み終わってしまった。

元々のゲームの方はワードナーという悪い魔術師が王様の大事な魔除けを盗んでダンジョンに立てこもったから、取り返してこい、成功報酬に褒美やる」**くらいのストーリーしかなかったが、ゲーム内に存在する種族や職業、装備、呪文、性格などのの設定をうまく使ってよくここまで話を膨らませてしっかりまとめたなととても感心した。

キャラ描写が非常によく、魅力的なキャラがたくさん出てきた。

「隣り合わせの灰と青春」読み終えて(多少ネタバレあり)

ウィザードリィではレベル13を超えたあたりで最高レベルの呪文を覚え始めることから、13レベルが一つの到達点としてそこから転職をさせたりするものだが、この話はダンジョンに挑む中でトップクラスの主人公パーティが、最下層でボロボロにやられ、主人公が侍に転職し、慣れないあらたな職業で四苦八苦しながらも最下層を目指すというストーリー。

その一度の冒険に、国に住む人々の**思惑や陰謀が絡みあう内容が非常に面白かった。

そして、ゲーム内最強の武器「村正」**にかなりフォーカスされており、ウイザードリィを遊んで村正を手に入れたことがある人なら、かなり興奮する内容だったと思う。

ゲーム内ではただただ超強力な武器としてしか出てこないが、一度使えばその強さに全プレイヤーがビビったはずだ。

小説内で村正はかなりいい表現されているので、ゲームの方のウィザードリィで村正にテンションが上がった人にはぜひ読んで見てほしい。

ウィザードリィの前提知識が全くないと、わからない用語も多々出てくるが、小説内で最低限の説明はされているのでウィザードリィをプレイしたことがない人でも問題なく読めるとは思う。

特に「ロードオブザリング」や「ハリーポッター」、「ダンジョン飯」などのハイファンタジーに慣れ親しんだ人はすっとなじめると思う。

ただ、多少の前提知識は必要となるので、やはりウィザードリィを遊んでからのほうがより楽しめるとは思う。

いまはリメイク版の「狂王の試練場」が出ているので遊びやすくてお買い求めやすくおすすめ。

Kindle Color Softの話

本題とは逸れるが、Kindle Color Softもめちゃくちゃ良かったので、そちらの紹介もしておこうと思う。

私の話になるが、若いころ浴びるように小説を読んでいたころがあり、元々本、特に小説が大好きだったが、大人になり仕事を始めるようになってからは小説はあまり読まず、読むものと言えば漫画が主流になっていた。

度重なる引っ越しで、本を大量に捨ててきたので、いつの頃からか本を買うと言えば電子版で買い、スマホで読むことが主流になってきていた。 ただし、記事の最初の方でも書いた通り、年々目の疲れが無視できないものになってしまっているので、数年前に「Kindle Paper White」を購入していた。

が、当時の「Kindle Paper White」はページをめくる度に画面が暗転する仕様で、漫画を読むときはページをめくる間隔もはやいので、その暗転が気になって気になってしょうがなくて、すぐに使わなくなってしまった。

なぜ今回またKindleに挑戦しようと思ったのかは自分でもわからないが、新しくでたカラー表示のできるKindleに興味が湧き、衝動買いした。

結果として、かなり良かった。

ページめくりの暗転は毎回ではなく数回に一回になったし、スマホより二回りほど大きいサイズ感も読書するにはちょうどよいし、普通の液晶と異なるので目も疲れにくい。

本をたくさん読む人にはいいことずくめなので、こちらも小説と合わせておすすめ。

ただし、値段が全然可愛くない点だけは注意。

私はどうせならと容量の大きいシグネチャーモデルにした。

最後に

小説「隣り合わせの灰と青春」は読みやすく、読みごたえもあり、読後感もさわやかで非常におすすめ出来る小説だった。

ウィザードリィをプレイした後でもいいし、小説を読んで興味が湧いたらゲームをプレイするのどちらからでもおすすめできるので、興味がある人はぜひ手を出してみてほしい。

当ブログでは、FFTウィザードリィのような往年の名作から、最新のビルド系インディーまで、育成や戦略性でじっくり楽しめる骨太なゲームを紹介しています。

この記事を気に入ってくれたウィザードリィファンの方にきっと気に入って貰える記事がたくさんあるので、ぜひ他の記事にも目を通して貰えたら嬉しいです。

www.ray50-honebuto-games.com

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それではまた、次の記事でお会いしましょう。

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